DAY FOR NIGHT-BBS 他力本願寺4
2019/11/10 (Sun) 00:28:52
Ｆさん、こんにちは。
またまた、なにやかにやで参上するのが、すっかり遅くなってしまいましたが、前々々回の拙サイトの更新で、こちらの『半世界』をいつもの直リンクに拝借しております。
拙日誌に「これまで観て来た十本を超える阪本順治作品のなかで僕がイチバン好きなのは、この作品のような気がする」と記しただけに、「本作は好きな映画である。ハッキリ言えば、「とても」好きな映画である」に小膝を打ちました。
台詞ではなく画面で「見ている者の心をグッと掴む」具体例示をしてあるところに拍手。好きな映画には、こういうとこが大きく作用しますよね。
肝心の「半世界」については、僕もそれなりに思いを巡らせたのですが、本作の登場人物たちの誰よりも生ぬるく過ごしてきた僕が「半世界の意味するもの」について言葉にするのも躊躇われ、ま、本編も台詞ではなく映像で語る作品だったしと、敢えて言葉にすることは避けて日誌を止めました。「好きな映画」というのは、そういう気持ちにさせてくれる映画だと改めて思います。
ありがとうございました。
言葉にするのがすごく難しい映画 - 映画館主・F
2019/11/11 (Mon) 00:12:56
ようこそ、おいでくださいました。
正直言ってこの映画って、「とても」好きな映画だ
・・・と言えば、それで終わっちゃいますよね！
この映画は言葉にするのがすごく難しい映画でして、
決して難解でも何でもないのですが、
おっしゃる通りに何も語らないでおきたくなる映画
・・・でもあります。
タイトルについてウンチクを述べたのは、
むしろ「半世界」という秀逸なタイトルなだけに、
見る者を無用に身構えさせちゃいないだろうか
と思わされることもありまして・・・、
それで四の五の言わせていただいた次第です。
今回はありがとうございました。
2019/11/16 (Sat) 02:05:45
まさに「見ていて自分のことばかり考えさせられる映画」という方が語ってこそ意味のあるタイトルなわけですよ。とてもインパクトのある秀逸のタイトルだと僕も思いました。
そして、明の打ち出す拳の力強さとキレが鮮やかに映ってきた場面にはグッとくるものがありました。
非常に悩ましい映画 - 映画館主・F
2019/11/17 (Sun) 01:25:49
実感、実感・・・と日頃しつこく言ってた私ですが、
これぞまさに正真正銘の「実感」映画でして。
「半世界」とはまさに含蓄のある言葉なので、
野暮とは分かっていても言ってしまいましたね。
これについてはちょっと映画を逸脱しそうなので
あまり深入りはしませんでしたが（笑）。
これは本当に語りたくないような語りたいような、
非常に悩ましい映画でした！